ヨットマン便り 5月号

 

ゴールデンウィークも終わって、普段の忙しさが戻ってきました。

今月から本ホームページ上でヨットマンの日々こもごもをつづっていきたいと思います。

まずは私の自己紹介から。ヨットマンで設計を担当している安部ともうします。ヨットマン便りの編集長を仰せつかりました。よろしくお願いします。

 

ヨットマンではお客様からお預かりした仕様書・設計図面にのっとって工場でご要望通りの実際の形ある製品を製造します。私は工場に渡す製作図面を製作しています。ヨットマンでは大型の製缶品を得意としているため、お客様は大手造船メーカー様から大手建築メーカー様まで種々幅広く大物を得意として取り扱っています。図面を実際の形ある製品にまで持っていくのはそれ相応の難しさがあります。図面上だけで描かれたものを、材料取りから始まって、曲げ、製缶、溶接、曲がりとりなどの修正、仕上げ、塗装、検査、納品と多くの人の手を経る基本となるものが製作図面ですから一本の線を引くのにも気を抜くことができません。たとえば、溶接すれば当然熱がかかりますから作り方ひとつで曲がりが発生したり、思わぬ方向に引っ張り応力がかかり、図面の指示通りにはすんなりと作れません。そこは工場の職人さんたちと相談しながら溶接の指示を調整しながら仕事をすすめています。

 

ところで私はITの担当もしています。ヨットマン自作の図面ファイルサーバーを運用して図面を効率よく管理するのが私の役目です。よからぬ悪意あるハッカーからサーバーを守るのは大変ですが、そこは完全な鉄壁で防御しています。アクセスログをチェックしながら様々な手段で攻撃してくる悪意あるハッカーと戦っています。

 

ITと言えばヨットマンではお客様に設計図面を極力電子データで提供していただくようお願いしています。一旦電子化された図面を使えばお客様の要望をそのまま製作図に生かすことができ、製作図作成段階での思いこみミスを防ぐことができます。また、お客様の図面を利用させていただいて製作図を作成することはとても効率がいいのです。図面の外部流出は絶対に起こさないことは当然のこととして、ぜひご協力お願いいたします。

 

次号からは工場の職人さんにインタビューをして実際の物作りの現場をお伝えしていこうと思います。

 

文責:安部真吉

 

ヨットマン便り